Onsen UIはHTML5とJavaScript、CSSという標準的なWeb技術を用いて実装されています。
Onsen UIは3つの層から構成されています。その3層とは、① CSSコンポーネント、② Web Components、そして ③ 各種フレームワーク向けのバインディングです。アプリには、どれも自由に組み込むこともできます。CSSとWeb Componentsは完全に標準Webスタンダードに準拠して作成されているため、追加で必要なライブラリーや依存関係は一切ありません。
Onsen UI CSSコンポーネント はコンポーネントのデザインを定義しており、CSS(cssnext)で実装されています。詳細はCSSコンポーネントの一覧を参照してください。
Web ComponentsはOnsen UIのコンポーネントを定義するために用いられているWeb標準です。Onsen UIのすべてのコンポーネントはWebコンポーネントであり、タグとして使えるようにするためにCustom Elementsを使用しています。そのため、Onsen UIはJavaScript(ES6)だけで実装されており、フレームワークに依存しません。たとえばjQuery、Backbone、BootstrapといったDOMを使うフレームワークを使用する場合は、Web Componentsを使用することを推奨します。
フレームワーク用バインディングは、より高度なフレームワークに向けて機能を拡張するために提供されます。バインディングを使うと、各フレームワークの方式に従って開発ができるため、親和性が高くなります。オフィシャルではVue.js、React、Angular 1、Angular 2以上のフレームワーク向けのバインディングを提供しています。またEmber.jsやAureliaといった他のフレームワークに向けては、コミュニティによるバインディングが作られています。詳細については、フレームワーク用バインディングについてを参照してください。